網走市 概要

網走市(あばしりし)は、北海道網走支庁(2009年10月よりオホーツク総合振興局)管内にある市で、支庁所在地である。

市名の由来については、

古アイヌ語で「チパ・シリ」(幣場のある島)と呼ばれていたものが言語の変遷と共に元の意味が忘れられ、 「チ・パ・シリ」(我らの見つけた地)と転じ、さらに「ア・パ・シリ」(我らの見つけた地)と転じた、とされる。 (チ、アはどちらも“我ら”の意)

地名由来の説は複数あり、他にも「アパ・シリ」(入り口の地)という説もある。

網走市 面積 471.00km2
 
網走市 総人口 39,420人(住民基本台帳人口、2009年3月31日)

網走市 人口密度 83.7人/km2

網走市 地図


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網走市 地理

網走支庁東部、北見市から東に約50kmの位置にある。オホーツク海に面する。高い山はなく、丘陵地が多い。市街は網走川河口付近と、その南に続く海岸段丘上の平地に広がる。北西部に能取湖、中部に網走湖、東部に濤沸湖があり、それぞれ網走国定公園の一部である。

山 : 天都山、三眺山、大観山
河川 : 網走川
湖沼 : 網走湖、濤沸湖、能取湖、藻琴湖

 気候
一年を通じて晴天が多く、年間降水量・降雪量は少ない。海に面するため寒暖差も少なく、北海道東部としては温暖な気候である。

網走市 歴史

1798年(寛政10年) - 谷口青山の「自高島至舎利沿岸二十三図」の第二十二図にアバシリ沿岸及び番屋が描かれる。
1812年(文化9年) - 藤野喜兵衛、アバシリ川河口右岸に弁天社を創祀(ご神体は弁財天、のちに町民が譲り受けて厳島神社となる)
1857年(安政4年)5月 - 網走初のストーブ(宗谷製)、毛布、コーヒー使用。
1858年(安政5年) - 松浦武四郎、アバシリ川を溯り『戊午日誌』(西部安婆之利日誌)を著わす。
1864年(元治元年) - 藤野家、アバシリ川河口右岸に稲荷社を創祀(明治28年にオショップに移築)
1871年(明治4年) - アイヌが全て平民に編入され、身分上の差別を撤廃。
1872年(明治5年)3月 - 北見国網走郡の名が与えられる(網走市の開基)。アバシリ村が設置される。
1872年(明治5年)9月 - 官立病院が設けられる。
1873年(明治6年)7月20日 - アバシリ村に開拓使根室支庁網走出張所を置き、紋別・常呂・網走・斜里の各郡及び釧路国網尻郡を所轄、紋別郡に分局を置く。
1875年(明治8年)5月24日 - 漢字をあてて、網走村となる。
1876年(明治9年) - アイヌに苗字をつけさせ、待遇上の差別を取り除き、特別保護を廃止。
1881年(明治14年)11月15日 - 網走村網走川河口部右岸に市街地を区画し「北見町」と命名、宅地の払い下げ開始。
1882年(明治15年) - 町田孫六が川向の橋のたもとを開墾し、網走で初めて専業農家を始める。馬鈴薯、大根、麻など。
1884年(明治17年) - 宮部金吾、クルマトマナイ[1]にうるし樹林発見(安政6年前後に宮崎三右衛門によって会津から移植されたものと推定)
1890年(明治23年) - 釧路集治監網走分監、網走囚徒外役所(現在の網走刑務所の前身)が開設
1891年(明治24年) - 集治監の収容者の強制労働により北見方面への道路が開通
1897年(明治30年)5月2日 - 北光社移民団が網走港に上陸、野付牛村(現・北見市)の北光社農場へ向かう。
1897年(明治30年)6月2日 - 網走港に船便で屯田兵の第1陣が到着。
1902年(明治35年) - 網走郡網走村、北見町、勇仁村(いさに)、新栗履村(にくりばけ[2])を合併し2級町村制施行、網走郡網走町となる。
1906年(明治39年)1月21日 - 私設網走図書従覧所開設。
1908年(明治41年)8月14日 - ご神体を広島県厳島神社から分霊してニクル[3](桂町)に網走神社創祀。
1910年(明治43年) - クルマトマナイ[1]の造園工事で応永の年号のある板碑発見。
1913年(大正2年)12月 - 電話交換業務開始。
1913年(大正2年)9月3日 - 米村喜男衛が来住、理髪業(米村バーバーショップ)のかたわら、網走地方の考古学的調査や研究を開始する。
1915年(大正4年)4月1日 - 能取村、藻琴村と新設合併
1915年(大正4年)6月 - 東洋捕鯨会社、大字最寄村タンネシラリ[4](二ツ岩裏)に網走事業場開設、オホーツク海での捕鯨始まる。
1917年(大正6年)10月1日 - 能取岬灯台が完成、初照射。
1921年(大正10年) - 女満別村(現・大空町)を分村。
1922年(大正11年)7月16日 - 皇太子裕仁親王)が網走町を訪問、網走 尋常高等小学校に宿泊。
1925年(大正14年) 9月1日 - 網走支庁長渡辺勘一、「天都山」を命名。
1925年(大正14年)11月10日 - 釧網線網走~斜里間開通。
1926年(大正15年) - 大字北見町などの旧町村名を廃し、市街地に条・丁目制施行。
1931年(昭和6年) - 女満別町との境界線を変更。
1938年(昭和13年)2月20日 - 網走町の字名・字界・地番・南北条・東西丁目を一斉改正。
1942年(昭和17年)10月 - 網走水産指導所を設置(後の網走支場)
1945年(昭和20年)7月15日 - 米軍機、網走を空襲(網走地方の犠牲者14名)
1947年(昭和22年) - 東藻琴村(現・大空町)を分村する。市制施行し、網走市となる。
1947年(昭和22年)4月30日 - 戦後初の統一地方選挙で中川イセ(本名:いせよ)さんが、初の女性議員として網走市議会議員に当選。
1948年(昭和23年)11月 - 網走水産指導所を新築(網走支場)
1954年(昭和29年) - 中川イセの熱心な働きかけにより、武田時宗が大東流合気柔術の大東館道場を設立(「大東流合気武道」と名称を改め、宗家に就任)。
1956年(昭和31年)6月1日 - 網走市オホーツク水族館が開館。
1960年(昭和35年)2月 - 北海道中央水産試験場(網走支場)にて、冷凍すり身技術(多水性魚肉の蛋白変性防止法)が開発される。
1964年(昭和39年) - 魚肉協会技術研究所、網走市に設置。
1989年(平成元年) - 東京農業大学オホーツクキャンパス開学。
1989年(平成元年)1月17日 - 博物館「網走監獄」の移築工事完了。
1993年(平成5年)12月2日 - 大東流合気武道宗家の武田時宗が死去。
2002年(平成14年)8月31日 - 網走市オホーツク水族館が閉館。
2007年(平成19年) - 3月末時点の人口が、市制施行以来初めて4万人を割り込む(39,983人)。翌月末に4万人台に回復。
2008年(平成20年) - 3月末時点の人口が、再度4万人を割り込む(39,557人)。以降、4万人台に回復せず。
2008年(平成20年)4月9日 - 網走向陽高校と網走高校の統合によって新設された網走桂陽高校の開校式。
2009年(平成21年)4月23日 - ラルズプラザ網走店閉店。
オホーツク文化研究発祥の地。


「北海道 網走市」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
2009年8月02日 (日) 8:08 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

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